この事例の依頼主
女性
相談前の状況
夫から離婚を求める訴状が届きました。夫には弁護士が就いていて、裁判所から日程の連絡も来ていて迫っていますが、どう対応をしていいのかわからないので、相談に乗っていただきたい、というご相談でした。
解決への流れ
相談を実施すると別居の原因としては、夫側の日々の言動が大きなものであり、妻側としては、その改善を期待し、離婚はしたくない、という意思であることが分かりました。訴訟においては、別居の原因が夫側の日々の言動にあることを証拠とともに、主張をしました。そして、当方の主張としては、夫側が有責配偶者にあたることを主張しました。双方の主張立証後、裁判所も当方同様の心証であるということで、相手方は訴えを取り下げ、離婚を回避することができました。
まず訴状が届いた場合には、早急にご相談に来ていただくことが大事です。離婚訴訟を代理人を就けずに対応をされる方もいらっしゃいますが、離婚訴訟にご本人だけで対応をされるのは精神的な負担が大きいことに加えて、代理人を就けなかったことで不利な結果で終わってしまうこともあります。また、離婚を回避するためには、別居に至るまでの相手方の言動・相手方との会話(メール、ライン等)の証拠があることが望ましいです。その意味でも早期の段階でご相談に来ていただくことがより良い結果につながります。