この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
相談にいらっしゃったのは40代後半の専業主婦の方です。とても上品な女性でしたが、相談にいらっしゃったときは、夫の浮気を疑い、パニックになっていらっしゃいました。夫は会社の部下と不倫をしていて、その女性にかなりの額を貢いでいるようだとのことでした。ただし、この段階では証拠はなく、あくまで推測の域を出ないものでした。相談者は、子供もいるので今まで離婚など考えてこともないが、夫が不倫をしていたのであれば、自分に対する裏切りであり、今まで何をしていたかわからない、そんな夫とは早く別れたいという気持ちになられていました。
解決への流れ
離婚調停をするにしても、証拠がないと有利に進められません。相談者ともよく話し合い、信用できる調査会社に調べてもらうことにしました。その間、相談者の方でも証拠を集めてみられるようにお願いしました。なかなか証拠が集まらず、相談者の方も不安でどうしようもなくなられることもありましたが、そんなときは私に電話をしてもらい、方針を確認しあいました。相談者もかなり努力をされて、有力な証拠を収集することができました。その証拠をもとに調停に臨み、財産分与・慰謝料・養育費すべての点において、依頼者様に満足いただける内容となりました。
最初にご相談に来ていただいてから、実際に離婚するまで、不安になることはいっぱい出てくると思います。一人で背負うには本当に大変です。特に女性は社会的にも経済的にもまだまだ弱い立場です。しかもこの依頼者様のように40代後半になると、これからの生活など、不安になることがそれこそ山のように出てくるでしょう。心配でたまらなくなって眠れない夜もあると思います。そんな時に、電話を一本くだされば、不安はかなり和らぎます。とりあえず方針が決まると、行動する元気も出てきます。弁護士と二人三脚で一緒に戦っていく、それが弁護士に依頼される最大のメリットだと思っています。