この事例の依頼主
50代
相談前の状況
交通事故により受傷した結果、自賠責保険から、足部の瘢痕により後遺障害等級12級が認定されていて、保険会社から約400万円の示談案が提示されているけれども、その内容が妥当か分からないということで、ご相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
示談案を精査したところ、後遺障害による逸失利益が含まれていないなど、明らかに適正を欠く内容になっていると考えられました。そこで、任意交渉を継続するか、裁判を提起するか、ご本人と十分に相談の上、ご本人の意向を尊重して、裁判を提起することとしました。裁判を提起してから約6か月の審理の後、加害者が約800万円の解決金を支払うという内容の和解が成立しました。
専門家が見れば、容易に不適正と判断できる内容の示談案が、保険会社から提示されていることがしばしばあります。1度、専門家に相談されるだけで、最終的な結果が大きく異なってくる可能性があります。ご懸念がある場合は、当法律事務所の弁護士(札幌弁護士会所属)まで、お気軽にご相談ください。