犯罪・刑事事件の解決事例
#死亡事故

死亡事故で、刑事訴訟被害者参加を経て示談交渉にて解決した事例

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山口 大輔 弁護士が解決
所属事務所横浜ターミナル法律事務所
所在地神奈川県 横浜市西区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

交通事故により配偶者を亡くされたため、今後の手続等さまざまな不安を抱えて来所されました。

解決への流れ

民事事件としては適切な損害賠償を求めていくこと、刑事事件としては被害者参加制度の存在とその利用を検討する必要があることをアドバイスし、損害賠償の示談交渉と被害者参加制度の支援を依頼された。被害者参加弁護士として、検察官との打ち合わせを行い、公判廷ではご遺族と一緒に意見陳述や加害者への質問等を行って、加害者への有罪判決が下るまで被害者参加の支援を行った。その後、相手方保険会社と損害賠償の示談交渉を行い、裁判水準での示談に至った。

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山口 大輔 弁護士からのコメント

非日常的な刑事裁判に被害者参加するということは、ご遺族にとっては大変な労力を要することです。そんな中で、亡くなったご家族への想いを涙ながらに、それでもしっかりと法廷で述べられている様子は、大変ご立派でした。被害者参加をすることで間違いなく手続的負担は発生しますが、加害者へ直接質問をすることができるのも、故人への募る想いを加害者を裁く裁判官に聞いてもらうことができるのも、この制度の他にはありません。被害者参加をして真実に直接触れることで、辛い過去を乗り越えて明日へ向かうための一つの大きなきっかけになるでしょう。今回のご依頼者も、被害者参加をして本当に良かったと言ってくださいました。交通事故が起きてから、刑事手続きは止まることなく日々進行していきます。被害者参加ができるのは、刑事裁判終了前までに限られます。事件記録の検討など事前準備の必要も考えると、少なくとも裁判期日の1か月前までには弁護士に相談していただく必要があります。事故直後は、とてつもない悲しみと突然一変してしまった日常に追われ、息をつく暇もないはずですが、貴重な被害者参加の機会を逃さぬよう、ぜひお早目にご相談いただければと思います。